2017年 夏のSSTのご報告

第8回「クロージング・セッション」

 いよいよ夏のSSTも最終回です。2ヶ月という長い期間でしたが、過ぎてみればあっという間の気がします。本当にいろんな話をしてきて、お互いが少しずつわかりあえてきたように思っていたのですが、最後の最後のゲームでまたまた知らなかった一面が! 「来週また続きを…」と言えないことが改めて残念に思えて、本当に名残惜しかったです。

 参加してみての感想では「他の人の意見が聞けたことが良かった」「自分の生活の中にもおもしろくできることがあるのがわかった」「自分から入ってみようかと思えるようになった」と言っていただきました。

 今年も無事にこの日を迎えられてうれしいです。ありがとうございました。


第7回2017.08.26「続・スキル相談所」

 さあ、どんどん行きましょう!と意気込んで始まった「続・スキル相談所」。相談④.相談⑤は、自分の気持ちとは違う反応が相手から返ってきた場面についてのご相談です。自分はこういうつもりだったのに、相手から返ってきた反応が想定外で「いやそうじゃないだろう」ということってありますよね。ここでは言語メッセージの特徴と非言語メッセージの特徴から、自分と他者とのコミュニケーションを考えてみました。

 言語メッセージは、ことばなので非言語よりははっきり意味をあらわしているように思いますが、実はそのことばをどう意味づけるかは相手に任されています。例えば、「ごめん」は謝罪のことばですが、「ごめん」と言ったからといって「=謝っている」と思ってもらえないこともあります。非言語は普段は言語よりわかりにくいのですが、関係が親密で良好だと、「黙っていてもわかりあえる」「ことばじゃないほうがより伝わる」的な現象が起こります。こうした特徴から、この時自分の出した言語・非言語メッセージが相手にとってどのように意味づけられたか、もしそうなら、別の方法はないか、考えて行きました。

 今回特におもしろかったのは、休憩中の自転車ネタです。話が盛り上がって後半に入るのが遅くなってしまうほどでした。(結局取り上げられた相談は8こでした。)

第6回2017.08.19「スキル相談所」

 スキル相談所に寄せられた相談は、これまでのSST史上最多の16件。今回と次回でできるだけ考えていきたいと思い、張り切って始めました。まず1つ目は、アルバイト先で、先輩からの依頼をいかに断るか」という問題。「断るスキル」の応用編です。ここではまず、なぜ断りにくいのか状況を分析し、それに対し対策を考えて行きました。

 2つめは「思いがけないことを言われた時どう対応するか」という問題です。人から突然責められるようなことを言われた時、たいていの人は混乱すると思います。今回もう一度その場面をふり返りながら対応方法を考え、実際にはまた混乱するかもしれないけど、考察と実践を繰り返して少しずつスキルアップしようということになりました。

 最後は「理不尽だと感じる対応をされた時どう対応するか」という問題でした。これはアンガ-コントロールとも関係するスキルだと思います。感情的な言い方をせず、自分が求めていることが相手に伝わりやすいような言い方を工夫する、そんな難易度の高い作業になりました。(あれ?3つしかできなかったぞ。)

第5回2017.08.12「断るスキル」

 今回は「大学のサークルの勧誘を断る」という場面を題材に考えました。具体的なセリフや非言語メッセージを選択するポイントは、先輩という上下の関係と、大学生活というその後も継続する関係です。この2つを考えると、無下に断ることは避けたいですが、自分が入りたくないことは入りたくないと意思表示をすることが大切となってきます。

 シナリオを考えるのに、シチュエーションの詳細設定を行いました。サークルは例の「廃墟同好会」、勧誘してくる先輩は例の「ちょっと怪しい感じの人」にして、その上でセリフと言い方の工夫を考えていきました。ロールプレイでは、ちょっと怪しいはずの先輩が実はいい人的になってて、皆さんのお人柄のにじみ出る発表になりました。

第4回2017.08.05「頼むスキル」

 今回の「頼むスキル」、次回の「断るスキル」は、生活場面でよく使うスキルで、使いこなすことができれば、様々な問題解決に役立つスキルです。一方、自分の意思や要求を相手に伝え、相手からの反応によって結果が左右される場面でもあり、難易度の高いスキルでもあります。

 今回、課題提出の期限を延長してもらうよう、先生にお願いするというシチュエーションで練習しました。シナリオを考え、ロールプレイ(役割練習)を行いました。うまい頼み方のポイントは一緒でも、その表現の仕方は人それぞれ。今回4パターンのロールプレイを見ることができ、言葉づかいや代替案の内容など、自分とは違うやり方のよさもよくわかりました。

第3回2017.07.29「会話のスキル」

 前回、初対面の場面の難しさについて話し合った時に、「出会う時はいいんだけど、その後の会話が難しい」、「自己紹介が終わった後、どういうふうに会話続けたらいいかがわからない」など、会話に関するご意見が多くでました。確かに、あまり親しくない人とある程度の時間、悪くない雰囲気で一緒に過ごすのは、難易度の高いコミュニケーションになります。

 SSTは練習の場なので、うまく行かなくても大丈夫という安心感があります。ふだんなら「何を話すか」を事前に考えたり、確認したりすることはできませんが、今回はしっかり話題を準備した上で、相手に質問したり、話題を変えたりする練習をしました。

 練習ではあっても、話がはずむと楽しいものです。聞き手が聞くスキルを使い、上手に聞いてくれたこともあり、ついつい練習の手順からずれて話し込んでしまうこともありました。

第2回2017.07.22「出会いのスキル」

 人生は出会いと別れの繰り返し…。ということで、第2回は社会的場面で大変重要な初対面の場面のコミュニケーションスキルの練習です。

 初対面で好印象を残すことは、その後の人間関係づくりに効果的に働きます。そこで、少なくとも相手に不快感を与えないような、態度や表情、具体的な話題について、アイデアを出して確認しながら、練習して行きました。

 何と言っても今回の目玉は、練習場面で使うサークルを何のサークルにするか、という問題に対し、皆さんが出した答えです。その名も「廃墟同好会」。出会いのスキルのポイントそっちのけで、部室や部員の詳細設定がどんどん進みました。

第1回2017.07.15「オープニング」

 今年も始まりましたリプルのグループSST。集まった皆さんで協力して、社会的場面で役に立つ基本的なコミュニケーションスキルの練習を行っていきます。

 初日の今日のテーマは「顔合わせ」。どんな人とこれから8回やっていくのか、探り探り知り合っていきます。

 前半は、SSTを進めていく上で大切なルールの確認と、これから繰り返し練習していくスキルのポイントを確認し、自己紹介を行いました。

 後半は、お楽しみゲームを1つ。それぞれの好みや価値観を少しずつ披露しながら、ほんの少しお互いを近くに感じた回になりました。(一番の盛り上がりは、休憩時間に始まった香港のお菓子の食レポ。あまりの上手さに、拍手が起きました。)